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気が合わない人と徹底的に向き合った結果

私の人生で外せない大きな出来事は、米国留学中のルームメイトとのすれ違いです。

今までこの経験を未来に活かせるようなプラスの経験として考えられなかったのですが、ここ最近考えが変わってきたので、残しておこうと思います。

 

留学中、寮生活でアメリカ人の一歳下の子とルームメイトでした。

8畳くらいの狭い部屋でしかも仕切りもない。プライベートは全く無い一年間でした。

ルームメイトは、将来小説家になりたくて、常にパソコンとにらめっこをしている子。魚や野菜が嫌いな偏食で、クッキーとマカロニチーズが大好物。夜は11pmまでに寝て、就寝時は必ず扇風機をつけて音を聞かないと眠れない。こんな子でした。

一方の私は、日本から留学に来て、外の友達とパーティーにも行きたいし、魚や野菜が大好き。(あんまり関係ない)図書館で夜遅くまで勉強することも多く、12時過ぎに帰ることもしばしば。

性格的にもライフスタイルも合いませんでした。

最初のうちはお互い気を使って仲良くなろうと、クッキーを一緒に作ろうと提案したり、遊びに行こうと誘ってみたりしました。

でも、結局無理しているので楽しくなく、だんだん遊ばなくなり、話さなくなり、挨拶も殆どしなくなりました。

ライフスタイルが異なるので、挨拶などもしたくなければしなくても良いような状態が1ヶ月ほど続きました。

 

けれど狭い部屋の中でこの状態でいることが辛かったので、必ず部屋に出入りする際は挨拶をすること、一日一回は話し掛ける時間をとるように心がけていました。

挨拶をしても、あちらからの声は殆どしなかったり、目を合わせてくれなかったり。

話し掛けるときも、基本的にルームメイトが好きな話題を投げかけて、彼女が話しだすと何を言っているのかよくわからなかったり(英語力と知識の欠如により)

写真を撮ってほしいと言われたから撮ってあげたら、Thank youの一言もなかったり。

彼女には彼女の言い分が沢山あると思うけれど、私から見た彼女の姿はこんな感じでした。

 

とにかく辛かったです。ルームメイト変えた方がいいのかなとか、周りの日本人はルームメイトと仲良くやってて羨ましいなとか。でも、私の英語力不足で、もっと時間をかけたら打ち解けられるのかなって思ってルームメイトを変更するのはやめました。仲の良い外国人の友人に相談したら、彼女に対して本気で怒ってくれて、こんなに自分のことを想ってくれる友人が出来たことと辛さで涙が止まらなくなったこともありました。

結局最後までこの関係のままで、Thank youカードとお菓子を渡した時も、Ahって言われて終わりでした。最後くらいありがとうって言ってくれるかなという期待感は見事に砕かれました。

 

一年間狭い部屋の中、性格が合わず、かつ言語も異なる人と向き合うことは、私の人生の中でもトップ3に入るほど大変な経験でした。

でも、気が合わない人と向き合ったことでわかったことがありました。

彼女は、高校の頃から、毎年クリスマスに向けて高齢者福祉施設の人の為にクリスマスカードとミサンガを300こちかく作っているのです。しかも一人で。相当な量なので、夏頃から作り溜めしておくそうです。その話をふと思い出して、毎年毎年他人を喜ばせるために自分の時間を削って奉仕しようとする気持ち、素敵だなと思いました。共同生活をしている時はあまり気づかなかったけれど、優しい心の持ち主なんだなーと。私にはなかなか真似が出来ないし、尊敬すべき点です。私とは性格が合わなかったかもしれないけれど、私にはもっていない学ぶべき点がある。みんな長所をもっているはず。ってことを気付かされました。

 

いままで気が合わない人とはなるべく関わらないことが吉だと思っていました。でも、否が応でも向き合わざるを得ない状況に陥って、このことに気づくことが出来ました。 

これからも気が合わない人、価値観が異なる人と沢山出会うことになると思いますが、その人の良い部分を見つけられる人になりたいなぁと思いました。

 

追記

人から「尊敬する人は?」と質問を度々受けることがありますが、ぱっと浮かんできません。その理由がわかりました。それは、会う人それぞれの良いところを尊敬しているからです。今まで出会ってきた人(フィーリングが合う人も合わない人もどちらも)全員、私にはない何かしらの素敵な部分があると感じています。だから、尊敬する人と聞かれても一言には答えられないのかなーと思いました。