スポーツ×ロボット

2016年はリオのパラリンピックからの流れで、障がい者スポーツの盛り上がりが始まった年だったように思います。今まで健常者スポーツの裏で影を潜め、なかな取り上げられなかった障がい者スポーツ。「頑張っている人」がこの様にメディアに取り上げられ、多くの人が知ることは素敵だと感じます。その中で面白いイベントがあったので紹介します。

 

サイバスロン ?

サイバスロンとは、スイスのチューリッヒで2016年10月に行われた障がい者×ロボットの大会です。障がい者自らの力と技術力の両者が勝敗の鍵を握っています。

種目は「ブレインコンピューターインターフェイス」、「FESバイク」、「パワー義手」、「パワー義足」、「パワー外骨格」、「電動車椅子」の6種目。

簡単にそれぞれの種目の説明は、こちらで。

スイス開催サイバスロン2016に日本が参加!どんな競技で?日程は? | 幸せアンテナ.com

競技用の技術がこんなに進んでいるとは、驚きでした。SF映画を見ているような世界。自分が考えうることは全てそのうち出来るようになるだろうと思いました。 

 

身体の一部がロボット?(以下、自分の感想)

スポーツ×ロボットって自分の中では違和感。というより、人間の身体の一部とロボット(IT)の融合に違和感があるのだと思う。ここで言う身体とロボットの融合というのは、身体に不自由のない人が人間本来がもつ身体能力を超えるために、人身体にICチップが埋め込まれたり、義足や義手の様なものをつけることを指す。

身体の外部でのロボットの利用は、私は割りと肯定的。練習用のサッカーのボールで、自分のキックのパワーや回転、速度を測り試合に活かす、とか、ゴルフのキャディーさん代わり、とかは、技術力の向上や利便性への貢献だから、あれば便利だろうなーと思う。あと、ロボット審判。先日のサッカーのロシアワールドカップ予選でのUAE戦の幻のゴールとかもなくなるだろう。

ロボットを使い、身体に障がいがある方たちが健常者と同じように生活できるようになることも喜ばしいことだと思う。先に紹介したサイバスロンのように、技術も進歩してきている。これから競技の世界だけでなく、日常の生活にも活かされる技術革命が起きていくだろう。技術の進歩によって作られたペースメーカーも、身体×ロボットの一つであるし。少しでも身の回りの生活が楽になり、「障がい者だから」と今まで制限されてきたことに挑戦出来るようになるのなら、それは良いことだと思う。ただこれは周りに障がいのある人はいない、五体満足に生まれてきた私の感想だから、わからないけれど・・・。

この様に、技術の発展がどんどん進む中で、人間のサイボーグ化、人間の身体とロボットの境目がわからなくなるのが私は怖い。ロボットが身体の一部になることで、人間の身体本来の動かす楽しさが失われてしまいそうな気がするから。もう足が動かないくらい走る辛さとそこを超えた達成感とか、ロボットを使えば簡単に限界を超えられてその快感を味わえなくなりそう。私はなるべく身体の外部にロボットを置きたい。それでもこの記事

マイクロチップを身体に埋め込んで自分を“アップグレード”する若者たち | クーリエ・ジャポン の様に、身体とロボットの融合は進んでいくのだろう。スマホやPCだって、身体に埋め込まれているわけではないけれど、脳の一部の様なものだから。

 

個人メモ

ブログ一本書くことすらも時間かかるし、後から見返すと掘れてない感じがあるし。ただ、考えてアウトプットしていく場所は大事にしていかなきゃいけないですね。ネットで情報を読むだけだと、右から左に流れていくだけで、自分の血と肉にならないから。2017年は時事ネタに対する(特にスポーツ)自分の考えをこのブログにアウトプットする数を増やそうと思います。

 

参考記事 

ロボットと人間が一体化する時代が来る:日経ビジネスオンライン

スポーツ界にも入り込むロボティクス、トレーニングや競技を支援 | 未来コトハジメ - 日経ビジネスオンラインSpecial