卓球全日本選手権2017を観戦して思ったこと

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初めて卓球の試合を観に行ってきました。卓球卓球って言っている割に試合を観に行ったことがないな・・・と思い、東京体育館へ。決勝しか見られませんでしたが、WSは石川佳純VS平野美宇、MSは水谷隼VS吉村和弘で面白い試合でした。卓球観戦しつつ市場調査を行った感想を以下に述べてきます。

 

1観客の年齢層は高め

10代 卓球部員のジャージ着ている男女はかなり見ました。選手が歩いているとサインを求めて群がっていたのもこの層^^;
20代 殆どいませんでした。予想はしていましたが、卓球を生で見に行く若い人はここまで少ないとは。
30代以降の家族づれはちらほら。
60代以降のおじさま、おばさま方が1/4くらいじゃないかと。1人で見に来てる感じもわりといる。うちわ作ったるおじさま集団、「水谷隼」って書いた紙?をアリーナ席で見せてるおばさま集団もいて、水谷選手のスター感を少し感じました笑
 
2観戦スタイルはテニスに似ている
野球やサッカーは、お酒を飲みながら大声を出して応援を楽しむことも醍醐味。でも卓球はプレー中は喋ってはいけません。写真撮影も禁止。私はA席の一番上の方から観戦していましたが、それでも玉の音、選手の声などよく聞こえてきました。それだけ選手の音が観客に響く環境なので、逆も然りってことですね。
試合前、「ため息などは選手に聞こえて気持ちを左右するのでおやめ下さい」ってアナウンスがあって、伊達さんの件を思い出しました。私はこの件に関して、日本語と外国語(例えば英語)では発声の違いなどもあるから、ため息をやめろっていうのは難しいと思います。自身もため息?というか「あー」って声無意識に出しちゃうので。でも選手のモチベーションを落とさない様に、気をつけるようにはしたいです。
 
3観戦人数6千人超え
最後水谷選手へのインタビューで、
「近年では史上最多となる6千人以上の観客が東京体育館になりました。いかがでしょうか。」
「いつか東京体育館が満員になれば良いと思っていたので嬉しいです」
とありました。
卓球は3千人超えれば良い方、と聞いたため、6千人という数はかなり多かったんだなーと。これをブームで終わらせないで、続けば良いけれど。
ただ、今回初めて卓球観に行って、卓球そのものを楽しめる人じゃないとつまらないかも。ちょっと日曜日時間があるから卓球観に行ってみるか、とはならないと思いました。静かにしなくちゃいけないから、観客も試合に集中しなくちゃいけない。気楽な気持ちで見に行けないなーと。だからそもそも卓球観戦を楽しいって思う人を増やさなきゃいけないと思います。どうしたら面白いと思ってもらえるかは今後試行錯誤でしょうな。
 
4卓球はするスポーツの延長の観るスポーツ
今までするスポーツと観るスポーツって別に考えていたけれど、卓球やテニスは特にするスポーツの延長上に観るスポーツをのっけるべきだと思いました。卓球観戦は遊びの選択肢にはなりにくいからこそ、卓球をプレーする人達の神聖な場所、あこがれの場所になる。いつかあそこでプレーしてみたいって思う卓球プレーヤーが集まる場所になればいいのかなって。要するに、卓球未経験者ではなくて卓球経験者をいかに会場に呼び込むか?がキーになるんじゃないかなー。